初心者向け大東銀行ガイド

大東銀行と被災企業

大東銀行が本店および多数の支店を置く福島県は、東日本大震災によって甚大な被害を受けました。個人だけでなく法人の被害も多く、とくに中小企業の中には廃業や経営規模の縮小を余儀なくされるところもありました。そこで大東銀行は地域密着型金融や地域金融円滑化などと称して、地域経済の立て直しのために様々な取り組みをおこなってきました。被災企業に対する積極的な融資や経営支援、各関係機関との連携などです。

とくに注目された取り組みは資本性借入金(DDS)の実施です。資本性借入金とは改善の実現可能性が高い企業を経営支援するための、資本とみなすことができる借入金のことです。借入金を資本とみなすことができると、新規の融資が受けやすくなる、資金繰りが改善しやすくなるなどの利点があります。加えて大東銀行は10年間の元利金返済猶予を設けたため、企業は余裕を持って資金繰りできるようになりました。

大東銀行のような金融機関がおこなうのは金銭面の支援だけではありません。地元に多くの店舗や行員を集中させているため、利用者と綿密なコミュニケーションをとることができます。個人事業主などの事業者と直接会って相談にのったり、経営計画のアドバイスをしたりすることもできます。利用者が大東銀行以外の金融機関とも取引している場合、その金融機関と連携してサポートすることもできるのです。こうしたフットワークの良さが大東銀行の強みともいえるでしょう。

最近の大東銀行は将来的な災害に備えて金融サービスの体制を強化したり、地域産業へ出資したりと、状況に合わせて取り組みの内容を変えています。状況に合わせて臨機応変にシステムを変えることで、より効果的に復興支援をおこない福島県内を活性化させることができるのです。また、マラソン大会の参加や清掃活動の実施など、地道な社会貢献活動もおこなっています。